大型クラゲ(Nemopilema nomurai)出現情報集 第35回 | |||||||
( 平成17年11月 1日) | |||||||
都道府県名 他、機関名 |
漁業種類 | 月 日 | 出現海域 | 傘 径 | 状 況 | 具体的な被害 | 実施中の対策等 |
打瀬網 | 萩市鯖島周辺 | 1〜2個体/網 破損個体 | |||||
山口県 | 定置網 | 10月17日〜23日 | 萩市大島地先 | 80cm | 3個体/網 | ||
阿武町奈古地先 | 20cm | 4〜5個体 | |||||
沖合底曳網 | 全海域 | 23日以降、多少数は減ったが、まだまだ数は多い | 網の破損 魚のへい死 漁獲作業遅延 |
||||
10月11日〜15日 | 100〜500個体 入網 | 市場に間に合わない | |||||
10月17日〜19日 | 出雲市大社町地先 | 30〜100cm | 1,000〜1,500個体 入網 | ||||
10月20日 | 50個体入網 | ||||||
島根県 | 定置網 | 10月20日 | 松江市鹿島町御津地先 | 大量入網(ダンブル一杯) 日によってバラツキあり(18〜19日頃はやや少なかった) |
作業に時間がかかる 魚が傷み、値が落ちる |
||
10月10日〜20日 | 松江市島根町地先 | ほぼ毎日大量入網 | 撤去作業の時間増 魚が傷む |
||||
10月10日〜20日 | 松江市鹿島町恵曇地先 | 入網はあるが、以前に比べ若干減ってきた感じがする | |||||
10月16日〜17日 | 出雲市多伎町地先 | 1m以上 | 2,000個体入網 | 魚が少ない。例年に入るべきサワラやワカナが非常に少ない。 | |||
10月18日〜20日 | 100〜500個体入網 | ||||||
活力あり、太っている | 潮の方向によって、入網数が上下する。 東から西向きの潮のときは、クラゲが少ない。 |
||||||
10月10日〜20日 | 大田市温泉津地先 | 不明 | 全体的に減少傾向 | ||||
10月10日〜20日 | 仁摩町地先 馬路町地先 |
100cm以上が多数 | 大小含め300個体程度 | 揚網に時間がかかる | |||
10月17日〜20日 | 江津市嘉久志地先 | 30〜100cm | 入網あり 全体的に減少傾向 |
||||
10月11日 | 浜田市地先 | 大小あり | 300〜500個体 | ||||
10月14日 | 200個体 | ||||||
10月16日 | 10個体 | ||||||
10月20日 | 小型 | 3〜4個体 | |||||
益田市高津海岸地先 | 50〜100cm | 全体的に減少傾向 | |||||
隠岐の島町岬町地先 | 大小様々 | 500〜600個体入網 | 操業時間増 漁獲物鮮度低下 |
||||
10月10日〜20日 | 隠岐の島町五箇地先 | 数千個体入網 小型個体はみられなくなった |
操業時間増 漁獲物鮮度低下 |
||||
西ノ島町三度他地先 | 潮流によっては入網あり。その場合、数十個体程度 以前と比べてかなり減少 |
||||||
海士町崎地先 | 洗浄のため陸上に網を揚げている | ||||||
海士町豊田地先 | ほとんど入網なし | ||||||
島根県 | 島根半島沖 | 大量入網あり 三角線付近ではかなりのクラゲが入網する |
|||||
島根半島沖 | 大量入網あり | 魚が少ない | |||||
小型底曳網 | 10月10日〜20日 | 松江市美保関町沖及び美保湾 | 入網多数 (時化ていたり、他の漁業種に変えているため、出漁日数自体が少なくなっている) |
イカ釣りやサワラ漕ぎに漁業種を変える人も多い | |||
石見地区地先太田灘付近 | 150cm前後 | 大量 | 多すぎて操業できない | ||||
石見地区地先 灘目? (正確な位置不明) |
100cm以上 | 大量入網 | 多すぎて操業できない | ||||
石見地区地先中〜沖びき | 100cm程度 | 3〜5個体/網 生存個体 | 魚の鮮度、色に影響あり | ||||
仁万沖40マイル付近 近海から沖合まで |
大小様々 大型:100cm以上 |
100個体位/操業 | クラゲが多いときは網が破れる | ||||
浜田〜見島 | 100〜150cm | 大量入網 | 魚の鮮度低下 | 魚のいないところを狙って操業 | |||
まき網 | 10月10日〜20日 | 五十猛沖 | 100cm程度 | 10〜20個体/網 生存個体 |
魚の鮮度、色に影響あり | ||
底建網 | 10月10日〜20日 | 黒松地先 | 最近は入網が少ない | ||||
兵庫県 但馬水産技術 センター |
大型定置網 | 10月24日〜31日 | 兵庫県日本海沿岸 (但馬海域) |
最多1,000個体 | 選別時間の延長、漁獲物の鮮度低下、漁獲量の激減 | クラゲ排出作業を頻繁に実施 | |
宮津市栗田 | 50〜100cm | 100〜500個体 | 京丹後市の漁場では操業を休止している。揚網に通常より時間がかかる。一部の漁場では昼間にクラゲ除去のため揚網作業を行っている。 | 9月13日に舞鶴市野原の1漁場に対策垣網を設置 | |||
京都府立 海洋センター |
定置網 | 10月18日〜24日 | 舞鶴市バクチ岬 | 活力のある個体、無い個体が半々 | 700〜2,000個体 | ||
舞鶴市千歳 | 300〜3,300個体 | ||||||
小型底曳網 | 10月18日〜24日 | 京都府沿岸海域 水深150m前後 |
60〜70cm | 10-20個体/1曳網〜50-60個体/1曳網。多い時には100個体以上/1曳網 | 揚網に通常より時間がかかる。一部で破網。 | 一部で防除網の使用あり | |
加賀市沖合 400m前後 | 50個体前後 | ||||||
200m前後 | 50個体前後 | クラゲ排出用仕切網 | |||||
石川県 | 底曳網 | 10月21日〜26日 | 100m前後 | 増加傾向 多いとき200個体/網 |
クラゲが多いときは、網を切ってクラゲを排出 | ||
金沢市沖合 100m前後 | 20cm以上 | 50〜60個体 | 小型個体多く仕切網を抜けて入る | クラゲ排出用仕切網 | |||
輪島市沖合 | 個体数不明 | クラゲを避けながら操業中 | クラゲ排出用仕切網 | ||||
金沢市沿岸 小型定置 | 数百〜千個体入網 | 仕切網設置 | |||||
定置網 | 10月21日〜26日 | 旧富来町沿岸 大型定置 |
数千個体 潮の加減で増減 |
金庫網手前にクラゲ用仕切り網設置 | |||
10月26日 | 輪島市沿岸 大型定置 | 200〜300個体 | |||||
10月21日〜26日 | 能登町沿岸 小型、大型定置 |
ほとんど入網なし | 一部で対策実施 | ||||
ごち網 | 10月21日〜26日 | 加賀市沿岸 | 100〜200個体/網 | クラゲ多いとき海中で網をはなして排出 | |||
10月26日 | 志賀町沿岸 | 40〜50個体/網 | 入網多く一部で操業切り上げた場合あり | ||||
刺網 | 10月21日〜26日 | 加賀市沿岸 | 30〜150cm | 10〜40個体 | クラゲを避けながら操業 | ||
10月21日〜26日 | 金沢市沿岸 | 増加傾向継続 | クラゲを避けながら操業 | ||||
10月28日 | 最上堆 水深不明 | 0〜4個体/操業 | |||||
10月28日 | 鳥海礁 水深不明 | 0〜1個体/操業 | |||||
(操業中、船の周囲で10個体以上を目視) | |||||||
10月27日 | 鼠ヶ関沖(タラ場) | 50cm〜1m | 0〜2個体/操業 | ||||
底曳網 | 10月27日 | 鼠ヶ関沖(アラ場) | 50cm〜1m | 0〜3個体/操業 | |||
山形県 水産試験場 |
10月27日 | 鼠ヶ関沖(オカ場) 水深90m前後 |
1個体/操業 (1回操業、船の周囲では多数目視) | ||||
10月26日 | 堅苔沢沖(アラ場) | 最多10個体/操業 | |||||
10月28日 | 堅苔沢沖(オカ場) 水深80〜90m |
0〜3個体/操業 | |||||
10月28日 | 堅苔沢沖(オカ場) 距岸4マイル |
大量入網(1回) | 破網 | ||||
10月27日 | 由良〜酒田沖(タラ場) | 0〜4個体/操業 | |||||
10月27日 | 由良〜酒田沖(アラ場) | 0〜3個体/操業 | |||||
10月28日 | 遊佐沖(オカ場) | 0〜数個体/操業 | |||||
ごち網 | 10月23日〜28日 | 鼠ヶ関〜吹浦沖 水深50〜70m |
0〜10数個体/操業 日・場所によってバラツキが大きい(27・28日は概して入網が少なかった) |
漁獲量減少 商品価値の低下 作業量の増加 |
|||
10月27日 | 鼠ヶ関地先 | 5〜6個体/統・日 | |||||
定置網 | 10月28日 | 由良地先 | 10数個体/2ヶ統・日 | ||||
10月28日 | 鶴岡市三瀬地先 | 数100個体/3ヶ統・日 | |||||
油戸地先 | |||||||
「最上丸」 調査船 海洋観測中 |
10月26日 | 39-28N,137-20E | 2〜3個体 目視 | ||||
10月27日 | 39-50N,137-05E | 2〜3個体 目視 | |||||
10月28日 | 登別沖 | 約417個体 定置網全体に入網 | |||||
10月31日 | 約500個体 定置網全体に入網 | ||||||
北海道 | 定置網 | 10月28日 | 虎杖浜沖 | 約50個体 定置網全体に入網 | |||
10月31日 | 約400個体 定置網全体に入網 | ||||||
10月28日 | 白老沖 | 約470個体 定置網全体に入網 | |||||
10月31日 | 約400個体 定置網全体に入網 | ||||||
10月27日 | 斜里町沖合 | 4ヶ統に1〜4個体 | |||||
10月27日 | 2ヶ統に1〜2個体/網 | ||||||
10月28日 | 80cm〜1m | 5ヶ統に1〜5個体/網 | |||||
10月26日 | 湧別町沖合 | 1個体/網 | |||||
10月29日 | 1個体/網 | ||||||
宮城県 | 刺網 | 10月25日〜27日 | 石巻市北上町地先 | 破損個体が網に付着(付着数多い) | |||
石巻市名振地先 水深30〜80m |
3〜10個体/網 | 風が強い場合は外すことが困難 | |||||
調査船 「あさなぎ」 |
10月24日 | 大洗沖 水深15〜20m | 40cm | 30〜40個体が南から北へ向かって流れていくのを視認 | |||
茨城県 水産試験場 |
調査船 「ときわ」 |
10月25日、26日 | 大洗沖 水深14〜18m | 40cm | 約10個体が南から北へ向かって流れていくのを視認 | ||
調査船 「いばらき丸」 |
10月27日 | 那珂湊沖 | 40cm | 20〜30個体を視認 | |||
船曳網 | 10月25日 | 大洗沖 水深32m | 1.5m | 1個体 入網 | |||
定置網 | 11月1日 | 日立市会瀬沖 | 1m | 3個体 入網 | |||
千葉県 | 小型底曳網 | 10月24日〜25日 | 千葉県飯岡沖 | 40〜50cm | 種不明 2個体入網(1隻) | 気になるほどではなかった(海上で廃棄) | |
銚子水産事務所 | 水深40m以浅 | 1m程 | 種不明 1個体入網(1隻) | ||||
水産情報通信 センター |
遊漁船 | 10月25日〜31日 | 神奈川県観音崎から南2マイル(カモイ沖) | 30〜40cm | 1個体 | ||
和歌山県 | 小型底曳網 | 10月11日〜16日 | 和歌山市から日高町までの沿岸域 紀伊水道全域 |
50〜150cm | 0〜2個体/網 | 漁獲作業の遅延 | |
定置網 | 有田市逢井地先 | 20〜60cm | 0〜5個体/日 | ||||
船曳網 | 和歌浦湾 | 150cm前後 | 極く希に1〜2個体/日 | ||||
10月24日 | 小豆郡土庄町屋形崎沖(播磨灘) | 1m以上 | 1個体入網 | 漁獲物(エビ等)がへい死 | |||
香川県 | 小型底曳網 | 9月23日 | 木田郡庵治町カブト島カナワ岩の東500〜600m(播磨灘) | 1.5m | 1個体入網 | ||
9月28日 | 木田郡庵治町大島北沖(播磨灘) | 1.5m | 1個体入網 | ||||
第八管区 海上保安本部 |
10月27日 | 隠岐諸島島前、知々井岬灯台付近 | 約50cm | 約20個体 目視 | |||
10月27日 | 隠岐諸島島前、鴨島灯標付近 | 約50cm | 約10個体 目視 | ||||
水産庁 | 10月27日 | 大和堆周辺海域 水温18.2℃前後 |
50〜80cm | 約5〜20m間隔で10個体漂流 | |||
報告なし | 長崎県、福岡県、鳥取県、福井県、富山県、新潟県、秋田県、青森県、福島県、静岡県、 | ||||||
(10/29〜11/1) | 愛知県、三重県、大阪府、徳島県、愛媛県、 | ||||||