大型クラゲ(Nemopilema nomurai)出現情 報集 第36回 | |||||||
( 平成17年11月 4日) | |||||||
都道府県名 他、機関名 |
漁業種類 | 月 日 | 出現海域 | 傘 径 | 状 況 | 具体的な被害 | 実施中の対策等 |
地曳網 | 10月21日、28日 | 北栄町西園地先 | 100cm前後 | 漁獲物の6〜7割がクラゲ | クラゲが入ると魚が少ない | ||
カニ刺網 | 10月29日〜30日 | 米子市皆生海岸(距岸2km、水深17m) | 40〜50cm | 1〜数個 体 入網 | |||
鳥取県 | ヒラメ刺網 | 11月1日 | 米子市皆生海岸(距岸0.5km、水深12m) | 7個体/網 | 破網 手が腫れた |
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小型底曳網 | 10月28日 聞き取り | 美保湾 | 大型 | 7〜8個体/網 | 対策網は魚もクラゲも抜けるので使用せず | 対策網使用船やサワラひき縄釣りに切り替えた船有り | |
刺 網 | 10月28日 聞き取り | 大山町名和地先 | 多数浮 遊 | 破網 | |||
10 月27日 | 鳥取市青谷〜北栄町沖(水深40m) | 30〜100cm | 数10個 体/網 | 破網 | 刺網にクラゲの抜け道を作っている | ||
イカ釣り | 11月1日 聞き取り | 不明 | トンボにクラゲが引っかかり、1晩で5〜6回道具を失った | ||||
まき網 | 10月21日〜31日 | 島根県隠岐島周辺 | 漁獲物重量の0〜22.7%がクラゲ | ||||
水産試
験場 試験船 「第一鳥 取丸」 |
10月24日〜26日 | 35-40N,132-50E〜37-40N,132-50E | 50cm | 17個体視 認 | |||
伊根町蒲入 | 50〜150cm | 500〜1,000個体 | 京丹後市 の漁場、伊根町の一部の漁場では操業を休止している。揚網に通常より時間がかかる。一部の漁場では昼間にクラゲ除去のため揚網作業を行っている。 | 9月13 日に舞鶴市野原の1漁場に対策垣網を設置 | |||
京都府
立 海洋セン ター |
定置網 | 伊根町伊根 | 活力のある 個体、無い個体が半々 | 20〜800個 活力あ る個体が多い |
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10月25日〜31日 | 舞鶴市三浜 | 200〜800個体 | |||||
舞鶴市千歳 | 30〜500個体 | ||||||
小型底曳網 | 京都府沿岸海域 水深150m前後 |
60〜70cm | 10-20個体/1曳網〜50-60個体/1曳網。多い時には100個体以上/1曳網 | 揚網に通常より時間がかかる。一部で破網。 | 一部で防除網の使用あり | ||
福井市の沿岸域 | 操業を休止中 | ||||||
越廼村の沿岸域 | 操業を休止中 | ||||||
越前町の沿岸域 | 操業を休止中 | ||||||
福井県 | 定置網 | 10月26日〜11月1日 | 南越 前町(旧:河 野村) の沿岸域 | 〜3,000個体/網 | 作業の遅 延 | ||
美浜町の沿 岸域 | 30〜100cm | 300〜5,000個体/網 | 作業の遅 延 | ||||
若狭町(旧:三 方町)の沿 岸域 | 30〜100cm | 〜3,000個体/網 | 作業の遅 延 | ||||
小浜市の沿岸域 | 30〜100cm | 100個体前 後/網 | 作業の遅 延 | ||||
大飯町の沿 岸域 | 50〜100cm | 400〜2,000個体/網 | 作業の遅 延 | ||||
高浜町の沿岸域 | 50〜100cm | 20〜600個体/網 | 作業の遅 延 | ||||
10月28日〜31日 | 岩船郡粟 島 | 70cm〜1m | 300〜400個体/網 | ||||
10月22日〜28日 | 佐渡市鷲崎 水深65m | 30〜100cm | 5〜500個体(22日、24日 400〜500個体)生死混在 | 漁獲量の減少 | |||
新潟県 | 大型定置網 | 10月22日〜28日 | 佐渡市黒姫 水深60m | 大小混 在 | 30〜150個体 生存 | ||
10月26日〜11月1日 | 佐渡市和木 | 不明 | 10〜400個体(26日に400個体) 生存 | ||||
10月26日〜31日 | 糸魚川市青海町市振 |
100cm位 | 大量入網 | ||||
10月25日 | 糸魚川市田伏 | 100cm位 | 50個体 | ||||
10月27日〜31日 | 糸魚川市田伏 | 100cm位 | 500〜1,000個体以上 | ||||
10月24日〜26日 | 村上市 | 70〜100個体/日 増加傾 向 |
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小型定置網 | 10月30日〜31日 | 岩船郡粟 島 | 70cm〜1m | 7〜17個体/網 | |||
10月24日、27日 | 佐渡市鷲崎 水深10m | 40〜60cm | 3〜5個体 生 死混在 | ||||
10月24日 | 佐渡市見立沖 10m | 60cm | 10個体(生:7,死:3) | ||||
10月24日、27日 | 佐渡市北五十 里沖13m | 不明 | 2〜3個体 | ||||
10月27日、28日 | 糸魚川市能
生町沖 水深30〜450m |
100cm位 | 1〜10個体/網 浅場では生存個体が、深場では斃死個体が多い |
一部の漁業者は改良網を使用 | |||
新潟県 | 底曳網 | 10月27日、28日 | 上越海域(筒石沖、名
立沖、米
山沖) |
100cm位 | 1〜10個体/網 | 一部の漁業者は改良網を使用 | |
10月26日、27日 | 出雲崎沖 | 1m | 10〜15個体/網 生存 | ||||
10月26日〜28日 | 下越海
域 水深150〜 300m |
70cm〜1m | 0〜3個体/網 | ||||
10月26日〜28日 | 下越海
域 水深50〜 135m |
1m前後 | 2〜30個体/網 浮遊個体が非常に多い |
操業中止した船がある | 一部の漁業者は改良漁具を 使用 | ||
板曳網 | 10月26日〜28日 | 新潟市沖 水深50〜135m | 1〜1.5m | 2〜10個体/網 | 二船、 網を切る | ||
10月24日〜28日 | 佐渡市相 川〜高千沖 | 不明 | 5〜6個体/網 斃死 | ||||
刺網 | 10月27日〜28日 | 新潟市沖 水深15〜 25m |
不明 | 3〜10個体 | |||
カニ網 | 10月26日〜28日 | 新潟東港沖 水深30〜45m | 1m | 10〜20個体 生 存 | |||
イカ釣り等漁業者(目撃) | 10 月31日 | 岩船郡粟 島 | 70cm〜1m | 200〜300個体位 磯一 面に漂着 |
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10月26日、27日 | 新潟市沖 | 1〜1.5m | 多数 生死混在 | ||||
10月24日〜28日 | 佐渡市相川〜高千沖 | 不明 | 50〜120個体 生 存 | ||||
10月27日、28日 | 佐渡市姫津漁港内 | 不明 | 15〜20個体 生 存 | ||||
秋田県 水産振 興 センター |
定置網 | 10月27日、28日、 30日、31日 |
男鹿市戸賀地先 | 1m前後 | 5,000個体/網 | ||
10 月31日 | 男鹿市北浦入道崎地先 | 1m前後 | 700〜800個体/網 | ||||
「千秋丸」 試験操 業 底曳網 |
11 月2日 | 秋田市沖 合280m | 不明 | 84s/網 | |||
底建網 | 10月27日 | 市浦村十三 | 60〜100cm | 23個体入網 | |||
定置網・ 小型定置網・ 底建網 |
10月26日〜31日 | 深浦町の沿岸域 | 100〜120cm | 定置網が200〜3,000 個体以上/統、小型定置網が数個体〜 500個体/統底建網が数個体〜数100個体/統 | 底建網で破網あり | 一部の定置網で垣網の改良 | |
沖合底曳網 | 10月31日 | 車力沖 | 100cm | 水深170m付近で10個体 | |||
10月24日〜25日 | 蓬田 | 50〜200cm | 2〜3個体/統 | ||||
10月26日〜31日 | むつ市脇野沢 | 100〜150cm | 18〜1,000個体/統 | 網揚時間の延長 | |||
青森県 水産総 合 研究セ ンター |
小型定 置網 | 10月28日 | 東通村岩屋 | 100〜200cm | 20個体 | ||
10月27日〜31日 | 東通村猿ヶ森〜白糠 | 100cm | 300〜700個体/統 | ||||
10 月31日 | 百石町沿岸域 | 400個体以上/統、1ヶ統は大量入網ため計数不可 | |||||
小型定置網・ 底建網 |
10月26日〜31日 | 佐井村 | 100cm | 小型定置網が最多で600〜800個体/統 | 小型定置網の破網、網の一部の流出 | 一部の網で網口の開放 | |
10月27日〜28日 | 風間浦村蛇浦 | 50〜100cm | 小型定置網が30〜75個体、底建網が5〜40個 体 | ||||
10月28日 | むつ市大畑 | 30〜100cm | 小型定置網、底建網合計で1,000個体以上 | 漁獲物の鮮度低下 | 網入れの中止 網口開放 |
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10月26日〜31日 | むつ市関根浜 | 50〜120cm | 小型定置網合計で937個体(7ヶ統)〜53個体(4ヶ統)、底建網合計で1,812個体(69ヶ統)〜372個体(32ヶ統) | ||||
定置網・ 小型定置 |
10月27日〜31日 | 東通村尻屋 | 50〜120cm | 定置網が500個体/統、小型定置網合計で20〜30個体/統 | |||
10 月31日 | 三沢市沿岸域 | 100cm | 定置網・小型定置網とも大量入網のため計数不可 | ||||
小型定置網・ 刺網 |
10月27日〜31日 | 六ヶ所村平沼 | 50〜120cm | 小型定置網が500〜2,500 個体(3ヶ統) | 漁獲量減少 | 垣網の撤去 | |
10 月15日 | 斜里町沖合 | 1個体/網 | |||||
10 月31日 | 9個体/網 | ||||||
10月31日 | 小清水町沖合 | 5個体/網 | |||||
北海道 | 定置網 | 11月1日 | 余市町沖 | 1.5m | 20個体/網 70個体/網 |
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11月2日 | 登別沖 | 約70個 体 定置網全体に入網 | |||||
11月2日 | 虎杖浜沖 | 約50個 体 定置網全体に入網 | |||||
10 月25日 | 3個体 | 作 業遅延、鮮度低下、燃油増加 | |||||
10 月27日 | 九戸郡種 市町地先 | 40cm〜1m | 3ヶ所で20〜 100個体 | 一 部で大目網1.5間を垣網に使用予定 | |||
10月28日 | 40cm〜1.1m | 3ヶ所で3〜 50個体 | |||||
10 月29日 | 40cm〜1.5m | 2ヶ所で20〜 50個体 | |||||
岩手県 | 定置網 | 10 月25日 | 5ヶ所で5個
体〜10トン 生死混 在 |
一部で、作 業遅延、燃油増加、品質低下 | |||
10 月26日 | 久慈市地先 | 6ヶ所で2個 体〜10トン | |||||
10月27日 | 7ヶ所で2〜
40個体 生死混 在 |
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10月28日 | 7ヶ所で3〜 30個体 | ||||||
10 月29日 | 8ヶ所で3個 体〜50トン | ||||||
10 月27日 | 九戸郡野 田村地先 | 1個体 | 作業遅 延 | ||||
10 月28日 | 3個体 | ||||||
10月25日 | 下閉伊郡普代村、田野畑村、岩泉町地先 |
1〜1.5m | 8ヶ所で1〜 500個体 多すぎて確認できないところもあり | 一 部で、作業遅延、品質低下、漁獲減、燃油増加 | 一 部で、金庫網使用、仕切網の設置 | ||
10月26日 | 1〜1.5m | 9ヶ所で2〜 500個体 | |||||
10月27日 | 1m | 8ヶ所で1〜 50個体 | |||||
10月28日 | 1〜1.5m | 11ヶ所で2〜 80個体 | |||||
10月29日 | 1〜1.5m | 12ヶ所で1個
体〜30トン 多すぎて確 認できないところもあり |
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10月30日 | 1m | 多す ぎて確認できず | |||||
10 月31日 | 1.5m | 多す ぎて確認できず | |||||
10月25日 | 1〜1.5m | 4ヶ所で9〜 500個体 | 一部で、鮮度低下、作業遅延、漁獲減 | ||||
10月26日 | 宮古市地先 | 50cm〜2m | 8ヶ所で1〜 200個体 | ||||
10月27日 | 1〜2m | 8ヶ所で5〜 200個体 | |||||
10月28日 | 1〜2m | 10ヶ所で2〜 700個体 | |||||
10 月29日 | 1〜2m | 9ヶ所で1〜 700個体 多すぎて確認できないところもあり | |||||
10 月31日 | 1m | 多す ぎて確認できず | |||||
10 月25日 | 1〜1.5m | 3ヶ所で2〜 12個体 | |||||
岩手県 | 定置網 | 10 月26日 | 下閉伊郡山田町地先 | 1〜1.5m | 3ヶ所で2〜 7個体 | ||
10月27日 | 1〜1.5m | 3ヶ所で1〜 30個体 | |||||
10月28日 | 1〜1.5m | 3ヶ所で3〜 30個体 | |||||
10 月29日 | 1〜1.5m | 4ヶ所で2〜 400個体 | |||||
10 月25日 | 2m | 3ヶ所で3〜 4個体 | |||||
10 月26日 | 上閉伊郡大槌町地先 | 2m | 200個体 | ||||
10 月27日 | 2m | 5個体 | |||||
10 月25日 | 1〜1.5m | 9ヶ所で10〜 300個体 | |||||
10 月26日 | 釜石市地先 | 1〜1.5m | 6ヶ所で3〜 200個体 | ||||
10月27日 | 1〜1.5m | 8ヶ所で5〜 200個体 | |||||
10月28日 | 1〜1.5m | 8ヶ所で7〜 150個体 | |||||
10 月29日 | 1〜1.5m | 9ヶ所で2〜 300個体 | |||||
10 月25日 | 50cm〜1m | 2ヶ所で1〜 2個体 | |||||
10 月26日 | 大船渡市地先 | 50cm〜1m | 3ヶ所で1〜 12個体 | 一 部で、作業遅延 | |||
10月27日 | 50cm〜1m | 3ヶ所で1〜 13個体 | |||||
10月28日 | 50cm〜1m | 3ヶ所で1〜 30個体 | |||||
10月29日 | 50cm〜1m | 4ヶ所で1〜 17個体 | |||||
10 月31日 | 50cm〜1m | 5ヶ所で1〜 100個体 | |||||
10 月25日 | 1.5m | 2ヶ所で70個 体〜大量入網 | |||||
10 月27日 | 陸前高 田市地先 | 1.5m | 30個体 | 作業遅 延 | |||
10月28日 | 1.5m | 65個体 | |||||
10月29日 | 1.5m | 2ヶ所で5〜 10個体 | |||||
10 月31日 | 1.5m | 2ヶ所で20〜 300個体 | |||||
沖合底曳網 | 11月1日 | 相馬市沖水深50〜60m | 曳網毎に入る | 漁獲物の一部に被害=品質低下 | |||
福島県 | 刺網 | 11 月1日 | 相馬市沖水深50〜60m | 毎回入網 | |||
小型底曳網 | 11月1日 | いわき市四倉町〜双葉郡広野町の沖 水深60m |
曳網毎4〜5個体 入網 | どん尻編みの水が切れずに作業時間がかかる | |||
船曳網 | 11 月2日 | 小名浜沖(三崎)沖 | 1m位 | 2隻に1個体ずつ入網 (他船にも入った様子) |
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和歌山県 | 小型底曳網 | 10月17日〜23日 | 和歌山市から日高町までの沿岸域 紀伊水道全域 |
30〜150cm | 0〜2個体/網 | 漁獲作 業の遅延 | |
定置網 | 有田市逢井地先 | 50〜60cm | 0〜2個体/日 | ||||
船曳網 | 和歌浦湾 | 150cm | 極く希に1〜2個体/日 | ||||
西海区 水産総 合 研究セ ンター |
「陽光丸」 | 11月3日 | 31-45N,124-50E 東シナ海 |
40〜50cm | 1個体 目 視 | ||
水産庁 | 11月2日 | 34-15.9N,128-52.4E 34-27.9N,129-00.4E 対馬西 |
30〜50cm | 2,3m〜数m の間隔で1,000個 体以上漂流 | |||
11 月2日 | 34-08N,128-44E 対馬西 |
50〜100cm | 5m〜10m間隔で20個 体漂流 | ||||
11 月2日 | 37-51.7N,138-39.5E 37-51N,138-37E 佐渡東 |
30〜100cm | 約200個体 | ||||
報告なし | 長崎県、福岡県、山口県、兵庫県、石川県、富山県、山形県、宮城県、茨城県、千葉県、静岡県、 | ||||||
(11/2〜4) | 愛知県、三重県、大阪府、香川県、徳島県、愛媛県、 | ||||||