大型クラゲ(Nemopilema nomurai)出現情報集  第51回
  ( 平成17年12月27日)
都道府県名
他、機関名
漁業種類 月 日 出現海域 傘 径 状 況 具体的な被害 実施中の対策等
      美保関町笠浦地先   依然として大漁入網
灘の定置は斃死個体が大量に入りほとんど魚がとれない
沖の定置は生存個体が大量に入っているが、魚も多少は入っている
   
      島根町野井地先   依然として大量入網    
      鹿島町恵曇地先   時化のためほとんど操業できない    
      出雲市十六島地先   時化のため操業できず   網を開けて様子を見ていた塩津定置も網を揚げた
島根県 定置網 12月10日〜20日 出雲市大社町地先   時化続きでずっと休漁
12/20 出漁、2ヶ統破網していた。うち1ヶ統には、魚とともに20個体入網。ほか断片も多数入網。若干減少傾向。
一部破網  
      出雲市湖陵町地先   時化のため操業できず    
      出雲市多伎町地先   時化のため操業できず    
      大田市温泉津地先   時化のため操業できず    
      大田市仁摩地先   時化のため操業できず    
      江津市嘉久志地先   時化のため操業できず    
      浜田市地先 1m以上 数百個体入網 操業時間かかる  
      益田市高津地先   多少入網    
      隠岐の島町岬地先 1m 
200s以上
20〜30個体入網 操業時間かかる
漁獲物鮮度低下
 
      隠岐の島町五箇地先   網修理等で休漁中    
      西ノ島町地先 60〜100cm 5個体程度 入網    
      海士町崎地先 50〜150cm 100個体程度 入網    
      海士町豊田地先 150cm程度 わずかに入網    
島根県 沖合底曳網 12月10日〜20日 浜田沖   依然として多いので、少ないところでのみ操業するため、漁場が制限される(時化のためほとんど操業できない)    
      浜田沖 1m以上 多数入網 操業時間かかる  
  小型底曳網   出雲地区沖合   依然として、斃死個体や活力のない個体が入網する(時化のためほとんど操業できない)    
    出雲地区沖合   12/20 依然として大量入網(生きた状態で) (時化のためほとんど操業できず)    
    石見地区沖 1m 5個体程度/網 生死混在    
    石見地区沖   場所によっては多数入網
(斃死個体が多い)
   
    大田市五十猛沖   20〜30個体/網
(斃死個体)
   
    石見地区沖 1m以上 1〜2個体程度入網    
  まき網   大田市五十猛沖   時化のため操業せず    
    浜田沖   あまりいない    
鳥取県 沖合底曳網 12月18日 鳥取市沖
水深200〜220m
  クラゲの斃死個体が大量入網
対策網の効果が認められない
  対策網を使用
まき網 12月20日〜21日 島根県隠岐島周辺   漁獲物重量の約1.0〜3.2%がクラゲ    
  定置網   美浜町の沿岸域 30〜100cm 1,000〜5,000個体以上/網 作業の遅延  
福井県 12月14日〜21日 小浜市の沿岸域 50〜100cm 100〜250個体/網 作業の遅延  
    高浜町の沿岸域 50〜100cm 80〜400個体/網 作業の遅延  
  底曳網   若狭湾 50cm以下 2〜20個体/網 作業の遅延  
    12月1日〜13日 加賀市沖合 300m前後
かに場操業
  数個体/網
若干増加傾向
ほとんど影響なし  
  底曳網 加賀市沖合 100m前後
たい場操業
  数十個体/網
減少傾向、斃死個体目立つ
 
石川県   12月1日〜13日 金沢市沖合 300m前後   数個体/網 ほとんど影響なし  
    金沢市沖合 100m前後   数個体/網 
若干増加傾向
 
  大型定置網 12月12日〜13日 珠洲市沿岸   150〜200個体前後
沖網で増加傾向
   
  12月1日〜12日 能登町沿岸   200〜300個体    
  12月1日〜13日 七尾市沿岸   数十〜百個体    
  沖合底曳網 12月19日〜20日 深浦町深浦沖〜鰺ヶ沢沖 深浦沖:100〜200cm、鯵ヶ沢沖:60cm 深浦沖は200個体/隻、鰺ヶ沢沖が500〜700個体/隻    
青森県
水産総合
研究センター
定置網・
小型定置網
12月20日〜21日 深浦町深浦沖 定置網:100〜200cm、小型定置網:30〜200cm 定置網が4,000個体以上/統、小型定置網が51,000個体/    
  定置網・
小型定置網
12月20日〜21日 深浦町北金ヶ沢沖 100〜200cm 定置網が500〜4,000個体/統、小型定置網合計が600個体(4ヶ統)〜3,800個体(8ヶ統)    
  底建網 12月16日 つがる市十三沖
水深30〜50m
30〜80cm 150〜180個体/統    
  小型定置網・底建網 12月20日 泊村沖 1.5〜2m 300個体/網    
北海道 底建網 12月21日 岩内町沖 70cm〜1.5m 50〜100個体/網    
  刺網 12月22日 増毛町別苅沖1マイル   2〜3個体/網    
  12月22日 苫前町沖 1〜2m 30〜40個体/網    
茨城県
水産試験場
船曳網 12月19日〜23日 北茨城〜鹿島沖
水深10〜30m
1m 1〜5個体/網    
大中型施網 12月19日〜23日 鹿島沖〜犬吠埼沖 1m 数トン〜数十トン    
板曳網 12月19日〜23日 大洗〜鹿島沖
水深70m
1m 5〜50個体/網    
    12月8日〜9日 銚子沖〜一宮沖
水深40m
(北部で多く、また、夜間に多く入る)
1m以上 数個体〜多数入網 多数の場合は船上に揚網できず、漁獲物ごと海上に投棄している
なお、曳網時間を通常の3時間から0.5〜1時間に短くして対応している
現在、小底漁業者、水工研及び銚子水産事務所で網の構造等について検討中
    12月10日 1m以上 数個体〜多数入網
  小型底曳網 12月12日〜13日 1m以上 数個体〜多数入網
千葉県
銚子水産
事務所
  12月15日〜16日 1m以上 数個体〜多数入網
  12月17日 銚子沖(犬吠〜外川)
水深40m
1m以上 2隻で計2.7トン 入網 曳網時間は0.5〜1時間で各船4回ずつ計8回  
  調査船
(魚礁調査)
12月16日 九十九里沖 1m 魚礁調査中に複数浮遊を目撃    
  小型底曳網 12月26日 銚子沖
35-55.4N,141-01.4E付近
約1m位 2個体/網
水温13.4℃
揚網に手間がかかる  
  刺網(まき刺) 12月26日 大原沖〜太東沖   太東沖に多く見られる
数は不明だが沢山発見した
揚網に手間がかかる  
  一本つり 12月26日 大原沖 水深10m   ポツポツと浮いている    
  刺網(固定式) 12月26日 太東沖   数は不明だが、沢山いる 網を仕掛けられないので、休漁している  
報告なし 長崎県、福岡県、山口県、兵庫県、京都府、富山県、新潟県、山形県、秋田県、岩手県、宮城県、福島県、静岡県、  
(12/23〜27) 愛知県、三重県、和歌山県、大阪府、香川県、徳島県、愛媛県、