水産庁による東シナ海海域及び日本海西部における大型クラゲ分布調査の概要
2007年度
水産庁が水産庁漁業調査船開洋丸によってモニタリング及び駆除調査を実施しました。
調査担当:水産総合研究センター水産工学研究所
第二レグ 9月20日から10月1日に日本海山陰沖合海域を調査しています。概要図はこちらを参照して下さい。
- 21日:島根県大社沖(日御碕北西約20マイル)の海域における曳網で大型クラゲ(傘径80-100cm)が大量に入網。水深40mに魚探の反応があった。
- 22日:132-45Eのライン上で、36-20N?36-30Nで水深30?40mに魚探反応があった。36-23N,132-46Eで曳網し大量入網した(傘径80-100cm)。
- 23日:132-45Eのライン上で、36-30N?37-00Nで水深20?40mに魚探反応が散見された。36-45N付近に多い。36-49.6N,132-43.5Eで曳網し大量入網した(傘径80-100cm)。
- 24 日:132-45Eのライン上で、37-00N?37-30Nで不連続に水深25?40mで魚探反応があった。37-30N付近で高密度。37- 30.3N,132-45.0Eで曳網し大量入網した(傘径60?100cm)。大社沖より高密度と推定。37-30N,132-45E?36-30N, 132-00Eまでの目視調査。36-50.5N,132-15.2Eで多数を確認。
- 25日:37-00N,132- 22.5E?36-30N,132-00Eまでの目視観測(25.5マイルで合計152個体、36-51.2N,132-16E?36-49N,132- 14.5Eの間で多数)。37-00N,132-22.5Eから36-30N,132-00Eまで水深25?45mにパッチ状に魚探反応があった。
- 26 日:132-00Eのライン上で、36-30N付近?36-00N付近までの目視観測(21.25マイルで計10個体)。魚探では水深30?40mにパッチ状に反応があり、36-12.5N?36-10Nで多く見られた。35-52.7N,131-39.9Eで曳網し大量入網した(傘径:65? 100cm)。
- 27日:36-00N,132-00Eから36-00N,131-30Eまでの目視観測(17.5マイルで計4個体)。魚探では水深30?50mにパッチ状に反応あり、36-00Nのライン上では132-00E?131-56.7E,及び131-43.3E?131 -40Eで多く見られた。36-1.6N,131-31Eで曳網し大型の個体(65-120cm)が大量入網。
- 28日:目視観測は海況悪化のため中止。魚探では131-30Eのライン上の水深30?40mにパッチ状に反応があり、35-57.5N?35-55Nと35-40N? 35-37.5Nに数が多い。35-30.1N,131-18.9Eで曳網、それほど多くないが入網(傘径65?100cm)。
- 29日:35-30N,131-00E?35-00N,130-30Eまでの目視観測(23.4マイルで片舷2個体)。魚探で水深30?40mにわずかに反応があった。35-1.2N,130-28.6Eで曳網、それほど多くないが入網(傘径40?80cm)。
- 30日:35-30N,131-00E?34-30N,131-00Eまで目視観測(54.2マイルで片舷4個体)。魚探では水深40mにわずかに反応があった。34-42.1N,131-00Eで水中ビデオにより水深50mに大型クラゲを確認。 調査終了