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イベント情報

アメフラシは癒し系?! 子どもよりお母さんに人気 -宮津庁舎 施設公開- 2011.7.29

 真夏日の7月29日,宮津庁舎と、隣接する京都府農林水産技術センター海洋センターが合同で施設を公開しました。テーマは「海まるごと体験」です。
 夏休み期間中ということもあり,両施設合わせて130名もの多くのご家族にご参加いただきました。

 宮津庁舎では,栽培漁業の紹介コーナーや,ミニ水族館,砂にかくれたヒラメの数あてクイズ,地元丹後の海にいる魚に触れ合えるタッチングプールを準備しました。
 栽培漁業の紹介コーナーでは,宮津庁舎が技術開発しているヒラメやアカアマダイの種苗生産から放流までの工程を説明したパネルや、仔稚魚の餌として与えているプランクトンを顕微鏡で観察するコーナーを設けました。

アカアマダイはどうやって巣穴をつくるの?

アカアマダイはどうやって巣穴をつくるの?

長副任期付研究員がヒラメの種苗生産と放流調査について説明

放流調査の流れ

 ヒラメの数あてクイズでは,砂を敷いた水槽に全長10 cmほどのヒラメを入れて行いました。今年のヒラメも非常に優秀で、しっかりと砂にもぐって隠れてくれました。水槽の上から覗くだけでは数を当てるのは難しいため、ヒラメを砂からかき出せる棒を使って子どもたち自身にヒラメが隠れていると思われる場所をつついてもらいました。砂に隠れるヒラメの習性を楽しんでいただけたと実感しています。

竹内主任研究員がアカアマダイの種苗生産と放流調査について説明

何匹いるかな?

竹内主任研究員がアカアマダイの標識について説明

お父さんは何匹見つけた?

 子どもたちに一番人気だったのはタッチングプールでした。怖がって水に手をつけるのがやっとの子どももいれば,何のためらいもなく魚をギュッとつかむ子どももいたり様々でした。特に,アメフラシはお母さん達に人気で,いつまでも手の上において,感触を楽しんでいました。また,女子の方が男の子に比べて積極的に魚に触っていたのが印象的でした。

「どの魚つかまえようかな」

「どの魚つかまえようかな」

僕は癒し系。ニューフェイス アメフラシ君

僕は癒し系。ニューフェイス アメフラシ君

 最後に,タッチングプールの魚の入手に助力いただいた養老支所の奧支所長、小型定置網漁業の三野さん,白須さん(伊根支所),籠漁業の嶋崎さん,吉村さん(伊根支所)に、この場を借りてお礼申し上げます。

(分担執筆:竹内宏行・長副 聡・町田雅春・升間主計)


 日本海区水産研究所では、研究開発業務を皆様に知っていただくことを目的とした広報の一環として、施設の一部を見学していただけます。詳しくは業務推進課(電話025-228-0451)へお問い合わせください。ただし、業務多忙等で受入れが困難な場合はご希望に添えないこと がありますのであらかじめご了承ください。