アカモクは、北海道(ほっかいどう)から九州(きゅうしゅう)までの岩場(いわば)の海岸(かいがん)で見(み)ることができます。体(からだ)の形(かたち)は、茎(くき)から枝(えだ)がのび、そこにたくさんの小(ちい)さな葉(は)がついたツタのような形(かたち)です。 また、陸(りく)の草木(くさき)にはない「気胞(きほう)」という小(ちい)さな浮き袋(うきぶくろ)がたくさんついています。この気胞(きほう)が浮(う)くため海(うみ)の中(なか)で立(た)っていることができ、高(たか)さは数十(すうじゅう)メートルにもなることがあります。
アカモクは、冬(ふゆ)から初春(はつはる)にかけて卵(たまご)をつくり子孫(しそん)を残(のこ)すと枯(か)れてしまいます。そのため、夏(なつ)には大(おお)きく育(そだ)ったものは見(み)られませんが、岩場(いわば)を注意(ちゅうい)して見(み)ると芽生(めば)えをみつけることができます。