魚(さかな)の成長(せいちょう)や年令(ねんれい)を知(し)ることは、海(うみ)の中(なか)での生活(せいかつ)や、どんな魚(さかな)がどれぐらい獲(と)られているかを調(しら)べるために、とても大切(たいせつ)なことです。その方法(ほうほう)はいろいろありますが、ふつうはウロコや耳(じ)石(せき)や背骨(せぼね)などを観察(かんさつ)します。 これらには、成長(せいちょう)とともに木(き)の年(ねん)輪(りん)のようにリングができるため、リングの数(かず)を数(かぞ)えたりリングの幅(はば)を測(はか)ったりすることで、成長(せいちょう)や年令(ねんれい)を知(し)ることができるのです。特(とく)に耳(じ)石(せき)はウロコや背骨(せぼね)に比(くら)べてリングが調(しら)べやすいため多(おお)くの魚(さかな)で使(つか)われていますが、リングの読(よ)みとりが簡単(かんたん)な魚(さかな)と難(むずか)しい魚(さかな)がいます。