サケの体(からだ)の色(いろ)は、海(うみ)で生活(せいかつ)している時(とき)は銀色(ぎんいろ)ですが、卵(たまご)を産(う)む季節(きせつ)になると赤(あか)茶色(ちゃいろ)へ変(か)わり、「ブナ」と呼(よ)ばれます。「ブナ」とは広葉樹(こうようじゅ)のブナのことで、ブナの木(き)とサケの体(からだ)の色(いろ)が似(に)ていたためにこう呼(よ)ばれるようになったと言(い)われています。 サケが卵(たまご)を産(う)むのは、ちょうど川(かわ)の周(まわ)りにある木々(きぎ)が紅葉(こうよう)する時期(じき)です。サケは自分(じぶん)の体(からだ)を周(まわ)りの景色(けしき)と同(おな)じような色(いろ)に変(か)えることで、クマなどの敵(てき)から発見(はっけん)されにくくなると考(かんが)えられています。