世界には約450種類のイカがいて、日本のまわりの海では120種類以上が見つかっています。スルメイカは、日本でとれるイカ類のうち約70パーセントと、一番たくさんとれるイカで、「イカ」と言えば、スルメイカの形を思い浮かべる人も多いでしょう。各地で本当の(真の)イカという意味で「真いか」ともよばれています。九州から北海道の広い地域でとられているため、名産地も全国各地にあります。
スルメイカは日本だけでなく、世界で最も多くとられているイカの一つで、日本と韓国の合計で年間40万トン(15億ひき)くらいとられています。これは日本と韓国の国民一人が、1年間に10ぴきぐらいのスルメイカを食べているという計算になります。
スルメイカの寿命は約1年で、体長が約25センチに成長した後、卵をうんで死んでしまいます。