スルメイカは主に「いか釣り漁業」でとられています。いか釣り漁業では、夜に集魚灯と呼ばれるあかりをつけて船の近くにスルメイカを集め、「イカ角」と呼ばれる疑似餌(ルアー)を使って釣ります。昔は、漁師さんが手で釣っていましたが、今は、ほとんどが「自動イカ釣り機」という機械で釣ります。
自動イカ釣り機には、2本の太い釣り糸にイカ角が25本ずつ付いていて、50メートルから100メートルぐらいの深さまで下ろしたり、上げたりを繰り返してスルメイカをつります。船の大きさにもよりますが、1隻の漁船には自動イカ釣り機が10~25台あって、1晩に3千から1万びきくらいのスルメイカを釣ることができます。