カメリア号を利用した対馬海峡における大型クラゲ目視調査
2009年


この調査は大型クラゲ国際共同調査事業の一環として韓国国立水産科学院と共同で実施しています。

11月27日の観測 ・釜山沖、対馬北東でやや量が多く、博多沖〜東水道中央では分布していなかった。
・分布量は10月と比較すると非常に少ないが、前回(11/10)の観測より若干多かった。
・傘径は20〜90cmと様々で、特に傾向は認められなかった。
分布図
11月10日の観測 ・博多湾近傍、対馬北東、西水道中央に分布のピークが認められた。
・分布密度は最大でも0.016個体/100u以下で前回(10/27)の観測時よりも非常に少なかった。
分布図
10月27日の観測 ・東水道・西水道を通じて出現した。分布のピークは対馬東方、対馬北東、釜山近傍にあり、中でも対馬北東は0.27個体/100uと高密度だった。
・傘径は対馬東方では20〜60cm、対馬北東では15〜80cm、釜山近傍では30〜60cmだった。
分布図
10月14日の観測 ・東水道・西水道を通じて、低密度ながら連続的に分布していた。ただし、釜山港直前には大型クラゲが密集(0.275個体/100u)していた。
・傘径は40〜100cmと様々だった。
分布図
9月30日の観測 ・対馬北東(0.058〜0.461個体/100u)と釜山近傍(0.032個体/100u)にのみ分布が認められ、そのほかの海域には全く分布していなかった。
・海面を浮遊している個体はほとんど無く、大半はやや深いところに分布していた。
・傘径は対馬北東部で30〜110cm、釜山近傍で30〜100cmと様々だった。
分布図
9月15日の観測 ・対馬北方(0.028個体/100u)と釜山港付近(0.039個体/100u)に分布のピークが存在した。
・分布深度は東水道では表面付近、対馬北方ではやや深いところに分布するものが多かった。釜山港付近での分布深度はさまざまだった。
・傘径は東水道では40〜60cm、対馬北方では80〜100cm、釜山港付近では30〜80cmだった。
分布図
9月1日の観測 ・主に西水道中央部(やや対馬寄り)と壱岐東方の2海域に分布していた。釜山近傍の高密度群集は確認できなかった。
・表面に浮遊している個体は皆無で、ほとんどがやや深いところに分布していた。
・傘径は西水道中央部では20〜60cm。壱岐東方海域では30〜100cmで、特に60〜80cmのものが多く分布していた。
分布図
8月18日の観測 ・東水道では、博多湾を出てすぐ大型個体群(50〜100cm)が見られたが、他は全般に小型個体(20〜40cm)だった。
・対馬北端付近に分布の小さなピーク(最大0.056個体/100u)あったが、全般的に低密度だった。
・西水道では、釜山沿岸にのみ多数の個体(最大0.627個体/100u)が認められた。
分布図
8月4日の観測 ・東水道では、全体にわたり分布が確認されたが密度は低かった。
・西水道では、対馬北部に少し高い密度のピークが認められるとともに、釜山側に高密度のピーク(最大0.341個体/100u)があった。
・傘径は東水道では主に10〜30cmのものが多く、西水道では50cm前後のものが大半だった。
分布図
7月22日の観測 ・対馬北部に高密度の分布が認められた(最大1.12個体/100m2)。
・対馬北部とは別に韓国沿岸にも分布のピーク(最大1.2個体以上/100m2)があった。
・東水道でも低密度ながら広範囲に分布を確認した。
・傘径は西水道では主に30〜60cm、東水道では10〜60cmまで様々だった。
分布図
7月7日の観測 ・対馬北部に高密度の分布が認められた(最大 0.282 個体/100m2)。
・対馬北部とは別に韓国沿岸にも分布のピークがあった。
・ほとんどの個体が傘径10〜20cmだった。
・九州沿岸〜対馬東水道中央部では目撃はなかった。
分布図
6月23日の観測 東水道(博多ー対馬間)、西水道(対馬-釜山間) 0個体