水産大学校による大型クラゲモニタリング調査
2009年度


この調査は大型クラゲ国際共同調査事業の一環として実施しています。

12月21日〜25日の調査
(練習船天鷹丸による)
上対馬北東沖で2個体(傘径40cm,50cm)、対馬西沖の西水道で3個体(40〜60cm程度)が視認されたに過ぎなかった。 分布図
11月5日〜6日の調査 ・上対馬北で最大0.04個体/100uとやや低い密度で分布、ごく沿岸域では最大0.3個体/100uとやや高密度で分布していた。
・比田勝〜博多のフェリー船上からの目視では、比田勝港近海で最大0.2個体/100uのやや高密度分布を観測した。
分布図
10月22日〜29日の調査
(練習船天鷹丸による)
・上対馬北東沖で高密度(最大1.125個体/100u)に出現した。
・対馬海峡東水道中央部では低密度(0.05個体/100u未満)、また局所的な分布にとどまっていたが、下関北西沖の響灘では、やや高密度(最大0.133個体/100u)に分布した。
分布図
10月10日〜12日の調査
(練習船天鷹丸による)
密度は高くない(最大0.03個体/100u)が、福岡県と山口県寄りの対馬海峡東水道に分布していた。また、30m深の表層にも大型個体が分布していた。 分布図
9月25日の調査 山口県川尻港沖で、8/20の調査時と同程度の低い分布密度(最大0.03個体/100u)が得られた。傘径40〜90cm。体が破損した個体が目立った。 分布図
8月20日,9月15日〜16日の調査 ・山口県川尻港沖では、7/22の調査より一桁低い分布密度(最大0.02個体/100u)だった。傘径41〜82cm。
・上対馬近海では、上対馬北端と北東のすぐ沖に分布し、密度は8月の調査とほぼ同程度、7月の調査より一桁低い最大0.2個体/100uだった。測定傘径は26〜94cmの範囲だったが、船上からは1mを超える大型個体も多く観察された。
分布図
8月27日〜9月3日の調査
(練習船天鷹丸による)
博多湾では最大密度0.04個体/100u、傘径50cm以上主体。東シナ海では最大密度0.006個体/100u、傘径50cm以下。密度、傘径ともに相違がみられた。 分布図
8月25日〜27日の調査 ・上対馬北部沿岸(最大密度0.6個体/100u)で分布。上対馬東海域ではほとんど目撃されなかった。傘径70〜100cm。
・比田勝〜博多のフェリー船上からの目視では、比田勝出航直後に最大0.1個体/100uで分布が観測されたが、それ以降はきわめて低密度で散在したにすぎなかった。
分布図
8月8日〜12日の調査
(練習船天鷹丸による)
兵庫県香住沖で高密度(最大400個体/100u)で分布。島根県沿岸よりでもやや高い密度で分布。傘径50cm〜1m以上。 分布図
7月22日の調査 山口県油谷川尻港沿岸域でやや高い密度(最大0.3個体/100u)で分布。傘径17.5〜63.5cm。 分布図
7月1日〜6日の調査
(練習船天鷹丸による)
対馬南西と済州島南沖で大量出現(最大密度 2.89個体/100u)あり。
トロール調査では、10〜13個体の入網あり。傘径11〜80cm。
分布図
7月3日〜5日の調査 上対馬北と東沿岸には濃密(最大密度が19.5個体/100u)な分布が観測された。傘径15〜40cm程で、最も多いのが20〜30cm。
・比田勝〜博多の復路のフェリーからの目視では、比田勝から1時間以内(約15km)に濃密(最大密度が7.1個体/100u)な出現が限られていて、九州よりには殆ど見ることができなかった。
分布図