鰤は成長するにつれて呼び名が変わっていく出世魚としても知られています。新潟県では、小さい順にシオノコ、イナダ、ハマチ、ブリと呼ばれることが多いようです。
小さいうちは各地で様々な呼び名がありますが、大きくなると全国どこでもブリと呼ばれるようになります。ブリは大きくなればなるほど脂がのって、おいしくなります。脂がのっていない小さいブリは、大きいブリとは別の魚のように味が違うので、ブリとは呼ばれないのでしょう。
大きくなったブリの中でも特に「寒ぶり」はおいしいといわれています。寒ぶりというのは11月から2月ごろに主に新潟県の佐渡島や富山湾の定置網でとれる3歳以上、体重6キロ以上のブリのことです。特に富山湾の氷見という場所でとれる寒ぶりは、おいしいので有名です。