海(うみ)には陸(りく)の草木(くさき)と同(おな)じように花(はな)が咲(さ)き種(たね)をつける「海草(かいそう)」と、花(はな)の咲(さ)かない「海藻(かいそう)」があります。砂浜(すなはま)の海岸(かいがん)で草原(そうげん)のような群落(ぐんらく)をつくるアマモは海草(かいそう)の仲間(なかま)で、ワカメやコンブ、ノリなどは海藻(かいそう)の仲間(なかま)です。
海(かい)藻(そう)は、体(からだ)に持(も)っている色素(しきそ)の違(ちが)いによって「緑藻(りょくそう)」、「紅藻(こうそう)」、「褐藻(かっそう)」の3つのグループに分(わ)かれます。アカモクは、褐藻(かっそう)とよばれるグループに含(ふく)まれる海藻(かいそう)の仲間(なかま)です。褐藻(かっそう)は緑色(みどりいろ)の色素(しきそ)の他(ほか)に、黄色(きいろ)のフコキサンチンという色素(しきそ)を持(も)っています。そのため、アカモクの体(からだ)は黄褐色(おうかっしょく)に見(み)えます。