サケは北太平洋の広い範囲にすんでいる魚です。川で生まれ、小さいうちに海に降りて海で大きくなり、卵を産むためにまた生まれた川に戻ってくる習性を持っています。つめたい海や川が好きなので、日本では、太平洋側が千葉県より北に、日本海側では佐賀県より北にいるといわれています。
日本で獲れるサケの数は1970年頃からの25年間で約10倍に増えて、最近では日本全体で1年に約6,500万ひきが獲られています。これはサケから卵をとって、子どもまで育てて川に放す「ふ化放流事業」のおかげだと言われていますが、最近では、川で自然に生まれたサケもたくさんいることが分かってきました。