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イベント情報

宮津庁舎で京都府立海洋高等学校3年生が栽培漁業の研修 2015. 6.10

 平成27年6月10日に京都府立海洋高等学校の海洋科学科3年生22名が授業の一環として、栽培漁業を学ぶために宮津庁舎を訪問しました。
 授業の最初に、手塚グループ長が「日本の栽培漁業の成果と課題」という題名で講演し、日本海区水産研究所の役割を紹介しました。生徒の皆さんは、栽培漁業の考え方や、魚を育てて海に放流する方法を真剣に興味深く聞いていました。
 その後の施設見学では、卵を産ませるための親ヒラメの育て方や、標識を付けたアカアマダイの飼育について竹内主任研究員が説明を行いました。生徒の皆さんからの「ヒラメ親魚が産卵した卵を大きな水槽からどのように回収するのか」、「なぜアカアマダイ種苗を全て放流せず、一部を残して飼育を続けているのか」といった質問に、竹内主任研究員は分かりやすく丁寧に答えていました。
 アカアマダイに餌を与える作業では、餌をもっと欲しそうに寄ってくる姿を見て、思わず「かわいい」と言葉に出したり、標識をつけたアカアマダイの観察では、特殊なライトをあてると光る標識を見て、驚きの声をあげたりしていました。

栽培漁業に必要な研究についての説明

 

ヒラメの親魚養成についての説明

 

アカアマダイの餌やり体験

 

アカアマダイの標識の確認

今回参加された生徒の皆さんの中には、将来栽培漁業の仕事に関わる人がいるかもしれません。
今回の宮津庁舎での授業が少しでも今後の進路選択や、将来の仕事の役にたてばうれしいです。

 日本海区水産研究所では、研究開発業務を皆様に知っていただくために施設の一部を見学していただいたり、成果の普及や専門分野を活かした社会貢献を目的として、漁業者や関係機関の方々を対象とした講習や研修等を行っています。詳しくは業務推進課(電話025-228-0451)へお問い合わせください。