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イベント情報

宮津庁舎で新たな漁業の担い手育成を支援 2015. 5. 7

 宮津庁舎で平成27年5月7日に漁業就業希望者を対象に研修を行いました。
 これは、京都府北部地域における漁業を支える人材を育成するため、今春、京都府が漁業団体及び地元自治体と共同して、京都府農林水産技術センター海洋センター内に開設した学び場「海の民学舎」の取り組みに協力するものです。当日、「海の民学舎」の受講生(以下、学舎生)10名の皆様には、種苗放流の基礎知識を学ぶための講義を受講し、飼育現場での作業実習を体験していただきました。
 講義では、崎山資源生産部長が水産資源の増殖手法とそれに関連する当庁舎の研究課題を紹介し、学舎生からの鋭い質問になんとか答えていました。
 その後の現場実習では、竹内主任研究員の指導のもと、卵を産ませるヒラメ親魚の管理作業として、餌や薬の量を決めるのに必要な、体長と体重の測定を行いました。飼育水槽から平均3.4kg、大きいものでおよそ5kgのヒラメを取り上げたり、麻酔をかけたり、どれも初めての経験に、学舎生はびしょ濡れになりながら奮闘しました。

崎山資源生産部長による講義

 

ヒラメ親魚に麻酔をかける作業

 

ヒラメ親魚の体長・体重測定

この研修が、学舎生の皆様が漁業をお仕事となさるうえで、少しでもお役に立てることを祈っております。

 日本海区水産研究所では、成果の普及や専門分野を活かした社会貢献を目的として、漁業者や関係機関の方々を対象とした講習や研修等を行っています。詳しくは業務推進課(電話025-228-0451)へお問い合わせください。